※この内容は2021年12月12日の記事の内容です
先日、11月21日に試験を受けた日商簿記3級に合格しました!
実はこの資格、セミリタイアの目標を達成するためにとても大切な知識を学ぶことができる資格なのです
今日は日商簿記とはどんな内容の試験なのかについてお話ししていきます
簿記って?
簿記って言葉は何度も聞いたことはあるけど、具体的に何をするための資格なの?って思う人は結構いるんじゃないかなと思います
私自身も具体的にどんなことをするための資格なのか数ヶ月前までは知りませんでしたし、実際に試験を受けると決めた後も色々な人にどんな内容の試験なのかを聞かれました
簿記というのは、お金の出入りや取引を記録する作業である経理に関する資格です。企業での経営成績や財政状況を把握するための記録をすることを言います
簿記の作業をすることによって企業の経営について知ることができるので、経理の仕事をする際に役立つ資格になります
簿記には3種類ある
簿記には日商簿記・全経簿記・全商簿記の3種類があります
日商簿記
私が今回受けたのは日商簿記で、日本商工会議所が主催する検定試験です。
社会人の多くが簿記試験として受ける試験がこの日商簿記で、就活にも有利に働くのがこの簿記です。今回私が受けたのもこれになります
日商簿記の試験には1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級があります。大体の方は3級から順次受けていく形になると思います
1級は6月と11月の1年で2回。2級と3級は6月と11月と2月の1年で3回試験が行われています。2級と3級は定期的(毎週・毎月)に行われているネット試験もあります
ちなみに私は3級しか受けたことがないですし、簿記初級や原価計算初級は就職に有利になると聞いたことがないので、受けようとは思いませんでした
日商簿記1級に合格すると税理士の受験資格が得られます。そして、簿記1級の難易度は公認会計士試験に相当するそうです(公認会計士試験は誰でも受けることができ、簿記に受かっている必要はありませんが、簿記の知識が土台となる試験です)
全経簿記
全経簿記は全国経理教育教会が主催する検定試験です。経理専門学校の学生の多くが受験する試験で、“簿記能力検定”が正式名称です
全経簿記の試験には上級・1級・2級・3級・基礎簿記会計があります
上級試験は年2回、それ以外は年4回行われています
上級に合格すると、税理士の受験資格が得られます
全商簿記
全商簿記は全国商業高等学校協会が主催する検定試験です。商業高校の学生が主に受験する試験で、“簿記実務検定試験”が正式名称です
全商簿記の試験には1級・2級・3級があります
全商1級を推薦入試合格の最低ラインにしている大学や短大もあるそうです
それぞれの試験の難易度は、
(難)日商簿記>全経簿記>全商簿記(易) の順だそうです
けれど、難易度というよりも自分が簿記の資格をどのように使いたいかによって必要な資格は異なってくると思います
とりあえず履歴書に書ける資格がほしいという目的のためにとるなら日商簿記一択だと思います
どのくらいの勉強量が必要?
日商簿記3級に合格するのに必要な勉強時間をネットで調べると、100時間くらいとありました
私は実際に自分の勉強時間を測っていたわけではありませんので、正確なことは言えませんが、体感としてはそれ以上の勉強をしていたのではないかと思います‥
私は8月から本格的に勉強を始めて、仕事やプライベートの合間を縫って自分なりに頑張って簿記の勉強を進めていたとは思います。しかし試験ギリギリまで、『もっと勉強しないと足りない!間に合わない!』と思っていました
きっと簿記の試験を受ける人の中にはすでに経理の仕事をされていて、基礎知識が勉強する前からある程度ついている人もいると思います。そういった人はそこまでの勉強時間は必要ないでしょう
人それぞれだとは思いますが、私のように普段全く違う仕事をしていて、慣れていない分野の勉強となる人はそれなりの勉強時間が必要になると覚悟しておいた方がいいのではないかと感じました
簿記3級の合格率は毎年全体の40%程度です。私の試験会場に限ってはそれ以下の割合の人数しか合格していませんでした。頑張りの程度に違いはあるとは思いますが、試験を受ける人それぞれが、自分なりに頑張って勉強をしてきて、合格しようと思ってこの試験に臨んでいるはずです。つまり頑張って勉強してきても受からない人が半分くらいいる試験なのです
確かにしっかり勉強すれば受かる試験かもしれません。けど勉強が足りなければ普通に落ちてしまうこともあり得る試験です
私は簿記試験を受けるにあたって、『簿記3級は全然難しくない』そういった内容の記事をよく目にしました。実際そういう人もいるとは思います。ですが、そういった意見を鵜呑みにしすぎない方がいいんじゃないかなあ‥と思います
ちょっと今回は厳しいことを言っているかもしれません(汗)
けど実際私はこの受験勉強で最初にそう言った記事を見て簡単に合格できるかなと思って勉強の予定を組んでいましたが、試験直前で実践問題を解いてみた際に、問題が思ったよりややこしく時間がないと焦ってしまいました。なので、他の人はもっと余裕を持って勉強時間を確保してほしいなと思ったので今回このように厳しい書き方をしました
必要以上に怖がらせていたらすみません‥けどしっかり勉強をすれば本当に誰でも合格できる試験だと思うので、いろんな方に簿記の資格を頑張ってとっていただきたいなと思っています!
簿記に合格するには1時間で解き終わって、7割の点数を取らなくてはいけません
自分自身がこの学習内容で、試験でそのくらいの得点率をとるにはどのくらい勉強すればいいのか考えて、自分に合った勉強時間を確保することが一番いいです。なので、周りの意見は参考程度に留めておくのがいいんじゃないかなと思います
勉強方法は独学?通学?通信教育?
私はクレアールという通信教育を利用しました
簿記は独学だとややこしくて間違った理解をしてします可能性があると聞いたことがあったのと、仕事をしながらの勉強となるので、通学する時間がなかったので、通信教育で勉強することにしました
なぜクレアールを選んだのかというと、金額がすごく安かったから!です
私は2級もいずれとりたいと思ったので、3・2級どちらも学べるコースを申し込んだのですが、割引を行っていた期間だったというのもあって、模試試験付きで37120円でした!
他の有名な通信教育と比べても価格の面で勝てるところは多分ないんじゃないかと思います(物によっては倍以上かかるところもあります)
そしてこのクレアール、50年以上の指導歴もあって教材の質もいいですし、勉強のことについて電話やメールで相談することもできます。試験に受からなかったとしても検定月から1年間オンライン授業(録画されたもの)の受講が可能なので、教材としてもとても優秀なんじゃないかなと思いました!
下のリンクからクレアールの公式HPにとべます↓
そして、直前の見直し期には電子書籍のKindleでふくしままさゆきさんの簿記3級の本を使って見直しをしました
Kindle for PC (Windows) [ダウンロード] 新品価格 |
ホントにゼロからの簿記3級 『ふくしままさゆきのホントに』シリーズ 新品価格 |
試験直前になると全体像は理解できていたのですが、ややこしくて難しくいつも間違えてしまうところがありました。けれどこの人の本を使って勉強したことで、勉強内容を整理する事ができ、問題正解率がアップしました!
もし独学で頑張ってみると思っている方にもこの本はとてもお勧めできるなと思いました!
ちなみにふくしままさゆきさんはYouTubeもやっています
勉強するモチベも上がるし、先生にしっかり教えてもらいたいという方は、少し値は張りますが、大原などのスクーリングも一つの方法だと思いますので、検討してみてはいかがでしょうか↓
資格を取るためにかけた金額は?
・検定料金2850円(私は窓口で申し込んだので手数料がかからなかったのですが、ネット申し込みだと+600円くらいかかります)
・通信教育クレアールに37120円(2級分も含まれます)
・計算機に7664円
・ふくしままさゆきさんの参考書980円(Kindle Unlimitedという読み放題サービスを普段利用しているので、月980円)
総額48614円をかけました
クレアールで3級のみを受けるならもっと安く済みます。割引を行なっている期間なら、クレアールを9000円くらいで受講できるので、通信教育を使っても総額20000円くらいで3級を取得する事ができます
検定を色々受けたことがある人なら分かると思いますが、検定料3000円以下の試験ってほとんどありません!そんな中2850円て‥すごいコスパが良いです!
そこまでお金をかけずに就職にも有利となる簿記。自己投資にとてもオススメできます!!
自分にどう活かせそうな資格なのか
日商簿記は就職する際に履歴書に書くことのできる資格です
資格って世の中には本当にたくさんあって、中にはほとんど実績のない資格や、持っていても活かしづらい資格だってあります。そういった資格だってやり方によっては世の中に活かせたり、自分の生活のクオリティを上げるのに役立てたりと本当に無駄なものはないとは思いますが、世の中に評価されにくい資格があるのは事実です
日商簿記という資格は長い歴史があり、信頼があります。また、経理というのはどの企業だって必要とされる部署なので、簿記は多くの企業に求められる資格です!
また、将来セミリタイアを目指す過程で、起業したりフリーランスになる未来もあるかもしれません。そんな時に自分で経営をする際に役立つ知識を簿記を勉強することで得られます
こうした理由から、私は簿記3級をとろう!と決めて仕事の合間に勉強を進めて合格しました!
将来どんな形になったとしてもこの資格を活かせられればなと思います
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