今まで証券会社の選び方や口座開設の方法についてお話ししてきました。その記事をまだ見てないよって方はぜひ以前の記事を見てみてください!↓
口座を無事開設できたら次は投資商品の選び方です!
今回の内容は投資初心者には結構難しいのではないのかと思います。もし難しいと思ったら、まず口座を開いてみて、オススメしている商品をとりあえず購入してみて、実践してから勉強してみても頭に入ってきやすくていいかもしれません‥
投資商品といえば?
投資商品といえば皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
ちなみに何も知識がなかった頃の私は、株・FX・暗号資産(仮想通貨)・なんか怖い!って思っていました(笑)
投資というものはある程度のリスクはつきものなので、それも間違いでは無いのですが(笑)実際には投資商品にはもっとたくさんの分類があります
ちゃんとどんな商品があるのか理解して投資をすると投資をする際の不安が少なくなります!
投資の分類
今から主な投資商品について1つずつ紹介していきたいと思います。結構多いですが、初心者にオススメなのはごく一部でそれについては後で説明するので、「こんな投資商品があるんだなあー」程度に眺めてみてください
- 債券‥国や会社に対してお金を貸して利益を得る(国債、社債など)。基本的には元本が戻ってくる
- 株式投資‥企業の発行した株式の取引のこと。配当金や株主優待、値上がり益などの利益を得られる。償還(返済義務)がないため元本ロスをすることもある
- 投資信託‥投資家から集めた資金を株式や債券などでプロが運用する(日経平均などの指標に連動することを目指すインデックスファンドと、プロが投資判断をして投資先の企業を決めるアクティブファンドがある)
- コモディティ‥穀物や金などの商品を購入し、為替レートの変動に伴う差額を利益とする
- 不動産‥家賃収入や物件、土地の値上がりによって利益を得る
- 暗号資産‥データとして貨幣を買って、他の暗号資産や現金との交換率の差額を利益とする(ビットコインなど)
- FX(外国為替取引)‥価格変動によって生じる為替差益を狙った取引
- 預金‥銀行に預けてあるお金も微小ですが利息がつくので、投資商品です
投資商品は実際には他にもありますが、最初に知っておくといいかなと思うのはとりあえずこのくらいだと思います
投資商品の違いによるリスク(危険度)やリターン(利益)について
投資商品について紹介しましたが、それぞれのリスク・リターンの度合いは異なります
一部の商品について例を出して、リスクとリターンの関係について説明します
まずは預金から、預金は利息が0.001%〜0.1%程でとても小さいですので、リターン小。銀行に預けておけば元本割れ(預け入れていた分より口座内金額が下回ること)は無いですし、銀行自体が倒産する確率も低いと考えられて比較的安全なので、リスク小です
不動産の期待もできる利回りは5%程でリターン中。リスク中です
株式投資は、期待できる利回りは4〜8%程でリターン大。値下がり、倒産、為替リスクなどがあるため、リスク大です
投資商品はそれぞれ性質が異なり、一般にリスクが大きいほどリターンが大きく、反対にリスクが小さい程リターンが小さくなります
投資初心者におすすめの投資商品について
私が初心者だったり特に20代くらいの方におすすめしたい投資商品は(他の世代でもおすすめできますが、あえて対象をこの世代に絞って今回はお話ししていきます)投資信託です!
投資信託というのは、最初にもお話ししましたが、1つの商品の中に色々な株式や債券などを組み合わせて運用している商品のことです
もう少し噛み砕いて投資信託の中身について説明すると、投資商品には株式や債券など様々な種類のものがあると説明しました。投資信託という商品は1つ1つに「全世界株式を対象とする」や「国内債券を対象とする」などといったそれぞれテーマがあります。この投資信託の1つ1つのテーマに合わせて株式や債券など色々な投資商品が投資信託には含まれていて、その様々な商品を集めて1つの商品にしたものが投資信託になります
この投資信託がなぜ20代におすすめなのかというと、
- 比較的少ないお金で始められる
- 1つの投資信託を買うだけでも満遍なく投資商品をかうことができ、リスク分散をすることができる
- 自分で頻繁に値動きなどを確認する必要がない
- 個別株を選定して買う必要がない
からです
株などの商品は1回買うのに必要になるお金は万単位になってしまいますが、投資信託は1口100円からなど少ないお金から買うこともできます。この少額からでも始められるという点がまだ収入や貯蓄の少なく、いきなり大きなお金を投資に使うことのできない若い人にピッタリなんです!
投資信託には数えきれない程のたくさんのテーマがあり、テーマに合わせて商品を組み合わされたものを投資信託の商品として購入することができます。テーマによってリスクもリターンも異なってきます。ですが、どのテーマの商品もそのテーマの分野の商品を満遍なく買うことができるという点では、投資信託はリスク分散ができている商品だといえます
それに、投資信託はそれぞれの運用報告書の通りに勝手に運用してくれるので、自分で1日に何度も動きをチェックするようなザ・投資家のようなことをする必要がありません(けどたまに運用状況をのぞいて望ましい運用ができているかは確認した方がいいとは思います)
もし個別株などの投資商品を買う場合、失敗しないためにも企業研究を行う必要があります。自分が投資をするに相応ふさわしい会社なのかについて調べるのにはとても時間がかかりますし、20代であまり金融や会社知識がない時に適切な取引を行うのはかなり難しいと思います(20代でなくても難しいし、時間がかかります)。ですが、投資信託はそういった企業研究をする時間を少なくすることができます
ただデメリットとしては、
- 投資信託の購入から注文の確定までにタイムラグがある
- 元本割れのリスクがある
- 手数料が多くかかる
があります
値動きした際に購入したいと思っても注文(スポット購入)が確定されるのに1、2日以上かかるなどの時間がかかります(タイムラグがある)
また、投資信託も投資商品なので、他の多くの投資商品と同様に元本割れリスクがあります
そして、投資信託は直接株式や債券を買うよりも間に複数の機関が関わってくるので、その分手数料が多くなります
ちなみに私がメインで投資を行っているのは主要な米国株に分散投資ができるというテーマの投資信託であるeMAXIS Slim米国株式(S&P500)です
インデックス投資とアクティブ投資の違い
投資信託について勉強していくと、インデックス投資やアクティブ投資という言葉を聞くことがあると思います
インデックス投資というのは日経平均株価やS&P500といった市場の平均株価や時価総額を元にされた指標と同じ値動きをすることを目指して運用する投資信託のことを言います
反対に、アクティブ投資というのは、投資のプロが調査や分析を行い、インデックスを上回るように投資を行う投資のことを言います
アクティブ投資の方がプロの人が調査や分析を行う手間暇や人件費がかかるので、手数料が高いです
私がオススメするのはインデックス投資です
プロが運用するんだからアクティブ投資の方が利益が出そうな気がしますが、実は今までの成績を見てみると、全体的にインデックス投資の方が成果が出ているそうです‥けどあくまで今までの傾向なので、これからもインデックス投資の方が利益が出やすいとは限りませんが、参考にしてもいいのかなと思います
(とゆかそもそも論ですが、本当に世の中の動きを読んで投資ができる人がいたら、企業に入ってプロとして働くのではなく個人で投資家をやっていた方が儲かると思います‥)
ちなみに私は今現在インデックス運用をしている商品のみを何種類か購入しています。前に買っていたアクティブ運用をしている商品は売らずにそのまま持ち続けています
オススメな投資信託の特徴
私が20代くらいの人にオススメな投資信託の特徴は、インデックス投資・手数料が超安い・米国株の商品です
インデックス投資は先ほど話した通りですが、手数料が安いというのは、投資信託の運用管理費用の欄から見ることができます。例えば私が前に購入していたアクティブファンドの運用管理費用は1.078%でしたが、米国株を集めた投資信託の商品である eMAXIS Slim米国株式(S&P500 )の運用管理費用は0.0968%です!
たった1%だと思うじゃないですか?けど、この1%が積み重なって大きな差になっていくんですよ‥!!
その時々にあった手数料の少ない投資信託の商品を買うためには、こまめにそういった格安の商品が売られているかどうかを調べていくことが大切になります
例えば‥先ほども出ていた投資信託の商品の eMAXIS Slimシリーズ は比較的新しい商品で、もう少し前はSlimという単語のついていない eMAXIS というシリーズの商品しかありませんでした。 eMAXIS Slimシリーズ とはネット証券限定で購入できる手数料が抑えられている投資商品で、eMAXISシリーズ は窓口でも購入可能な手数料が抑えられた商品です。今なら eMAXIS Slimシリーズ の方が手数料が格安なので、ネット証券を使っているなら eMAXIS Slimシリーズ 一択だと思いますが、もう少し前でしたら eMAXISシリーズが手頃な価格で eMAXIS Slimシリーズがなかったので、 eMAXISシリーズを選んで買っていたと思います
このように投資信託の商品というものは種類が増えていくものなので、その時に手頃な値段で自分に合った運用ができる商品が何なのかを見極めていく必要があります。見極めるためには常に投資について勉強し続けることが大切だと思います
そして米国株というのは、株の中でも成長を見込める国の株だと私は思っています。世界で有名なGAFAM(Google・Apple・FaceBook(Meta)・Amazon・Microsoft)だってアメリカの会社ですし(しかも時価総額はこの5つの会社だけで日本の上場企業の合計を上回ります‥!)他にも世界に影響力のあるたくさんの会社がアメリカにはあります
ちなみに私は今現在、 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) というアメリカの主要500社で構成された商品をメインに購入し、TOPIX(東証株価指数)という指標で運用されているニッセイTOPIXインデックスファンド という商品と eMAXIS Slim新興国株式インデックス など米国株以外にも複数の投資信託を購入しています
まとめ
今回は投資商品についてと、投資信託のオススメ(特に20代)について説明してきました
今回のお話で出てきた投資商品は、あくまでそこまでリスクを取りたくはないが、リスクのある株を中心とした投資信託を購入してリスクも少し取れる20代の投資初心者にオススメです
さらに勉強していって慣れてきたら、自分のリスク許容度や望んでいるリターンなどに合わせてアクティブファンドを購入してみたり、よりリスクの高い個別株に挑戦してみたりと、自分なりにカスタマイズしていくといいのではないかと思います
ちなみに私が以前購入していたアクティブファンドのひふみ投信はアクティブファンドの中でも好成績を出すファンドとして有名なのでおすすめです♪(今はお金の余裕がないので購入していませんが‥)
20代よりももう少し歳を重ねていて、もう少しリスクの少ない投資をしたければ、債券に投資する割合を増やしてみてもいいですし、同じ投資信託でもよりリスクの少ない債券飲みに絞った商品もありますので、探してみるといいとも思います
投資をまだはじめていなくて、まだ投資についてよくわかっていないことが多いという方にとっては今回の内容はとても難しいものだったんじゃないかと思います。今回の話がわからなくても、まずは前回までの内容を参考に口座開設をしてみて少額からでもいいので投資をしてみてください。実践したことによって理解できることも多いはずです
そしてもし投資を始めたというときにまたこの記事を見ていただければ、また学べることも多いと思いますので、ぜひ投資に興味があるという方は早めに投資を始めて、私の書いた記事も参考にして自分に合った投資をしていただけたら嬉しいなと思います♪
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